あちらこちらで「春」が感じられる。
こんな季節感は、かなりのご無沙汰です。
日本に戻って半年を過ぎたというのに、未だに、何気ない季節の変化に小躍りしています。
先日は、スーパーで、「こごみ」に「タラの芽」を発見!
感動してしまい、早速、お浸しと天ぷらにして頂きました。 おいしかった。
雛の節句には、例年通り、雛寿司や茶碗蒸しなどこしらえましたが、何と言っても、簡単に「蛤(はまぐり)」が手に入ることに、これまた感涙。
今年は、本当の「潮汁」を娘たちに味あわせてあげれました。
春の訪れと共に良く耳にしたのが、「啓蟄(けいちつ)」という言葉。
今年の日本では3月5日がその日に当たるそうで、冬眠していた虫が穴を開いて動き出す日のことだそうですね。
そんな言葉があったなんて知らなかったなーー。
今年は例年にない寒さだったらしく梅の開花も遅れているそう。 それと共に、「花粉の飛散率」もすごいそうで、、、。
2月中は私自身もめずらしく体調を崩してしまい、こもる日々を過ごしておりましたが、ずっとやりたいと思っていた日本語での解剖学のおさらいに手を付けています。
日本語での解剖学のテキストをいくつか手にしましたが、その中でもピカイチなのが、理学療法士でもあるヨガの先生、中村尚人先生の書かれた、「体感して学ぶヨガの解剖学」。
これ一冊で、ティーチャートレーニングのテキストになりますね。
アメリカで学んだ解剖学の内容が、わかりやすく日本語で解説されており、とっても読みやすい。
所々に英語での言い回しもあり、最近では解剖学ですら外国の先生を招聘して学ぶことの多い日本のヨガですから、とてもタメになるのは間違いないです。
日本で細々とヨガのクラスを取り始め、何かおかしいんじゃないかな? と感じることが多かったのが、難しいポーズを取ることばかりに体が動いていたり、こういう動かし方ばかりを続けていたら肩を痛めるんじゃないだろうか? と疑問を感じることもあったり、、。
特に気になっているのが、シャクトリ虫のような状態で落ちていくチャトランガのやり方。
これが日本のやり方なのだろうか?と本気で思ったぐらい。 中村先生の解説では、このやり方は肩に負担がかかる、ときちんと述べられていて安心しました。
次に役に立ちそうなのが、レスリー・カミノフの書かれた日本語版、「最強のヨガレッスン」。
図書館で見つけ、レスリーの本は、アメリカで最初に取った解剖学トレーニングのテキストになっていましたので、思わずアマゾンで購入してみました。
日本語での解剖学用語にクラクラしましたが、たくさんのヨガポーズが網羅されているのは今後の参考書として役立ちそうです。
解剖学以外で現在はまっているのは、内藤景代先生の書かれた、「ヨガと冥想」。 内藤先生の本はわたしが中学生の頃に始めて出会ったイラスト付きのヨガ本が最初で、この本のおかげでヨガに出会ったと言っても過言ではないぐらい。 「こんにちわ、わたしのヨガ」だったかな? 今でも大切に保管しています。 「ヨガと冥想」は、先の本よりは、かなり奥深いです。 「今」 だから、この本が読めると思っています。
哲学書で日本語で書かれたお薦めは、田中 嫺玉さん訳の「神の詩ーバガヴァッド・ギーター」。
読みづらいと感じていた今までの訳本、「バガヴァッド・ギーター」が田中 嫺玉さんとの出会いで、闇が開けた気分でした。
他の訳本で????????が続く方には是非お薦めします。 人物相関図も非常にわかりやすい。
インドに向かう機内にすら持ち込み、 熟読してしまいました、、。
それでも、ギータが何だかとっつきづらいと感じる方 には、「マハーバーラタ戦記―賢者は呪い、神の子は戦う」を最初に読むともっと賢くなれるでしょう(?)。
これも図書館で最初に見つけ、しかも青少年コーナーにあった本なので、一切難しくありません。 (^^;)
「マハーバーラタ」は、大袈裟に言うと、インド人の聖書でもあり、日本人にとっての「君が代」???
マハーバーラタを最初に読んでから、バガバットギータに取り組むと、クリシュナとアルジュナの微妙な関係や、彼らをめぐる兄弟やら異父兄弟やらその妻をめぐる関係やら、何たらかんたらさまざな昼ドラだかソープオペラのような展開が事細かに明らかになってきて、わたしのやっている「ヨガ」って一体何だったんだろう?と再考させてくれる一冊かもしれません。
そんな感じで、こもりつつヨガの世界に浸ってしまっている訳ですが、「啓蟄」の季語にあるようにそろそろわたしも外に出て動き出さねばいけないとは思いつつ、、。
もう少し、この充電期間を堪能できたらと、間近に控える娘たちの春休みを前に思ったりしています、、。