週末、むすめたちがピアノレッスンを受けている間、仕切り直しを兼ねて近くの図書館へ。
ヨガ関係で掘り出し物がいくつも見つかることがあり、はずせないポイントです。
DVDエリアをチェックしてみると。
なんと!
お宝発見!!!
いつかは見たいと思っていた、Paul Grilley の Yin Yoga DVD じゃーございませんかー。 やったー!
Yin (陰)、Yang (陽)の、Yin。 日本語では、「陰ヨガ」。 英語では、Yin Yoga。
この世は、Duality (二重性・二元性)。 陰陽二極で成り立っていると言われる世界です。
たとえば、黒と白。 表、裏。 男、女。 太陽、月。 左、右。 などなど。
Taoism (道教)のシンボルになっている、太極図がまさにそれです。
ここに於いて、タオについて語る気力は無く、、、。
その陰の世界を利用したヨガが、陰ヨガです。
簡単に言えば、陽のヨガは、まさに体を激しく動かすヨガ。 アシュタンガなどは最たるもの。
というか、ごく一般に行われているヨガクラスのほとんどのヨガは、「陽」のヨガです。
それに反し、陰ヨガでは静止した状態を長く保つことにより、体の奥深ーーーくの細胞そのものを刺激することを目的としています。
DVD内のポール・グリレイの陰ヨガ理論によれば、「陽」の世界で使う体の部分は、筋肉とテンドン。 天丼(tendon)ではなくて、腱(tendon)です。 (くだらなくてすみません。 そうやって単語を覚えたもんで。)
「陰」のヨガで使う体の部分は、"Connective Tissues"。 日本語で、「統合組織」と言うのでしょうか。
何かすっごい組織団体みたいな言い方ですが。 要するに、関節(joints) とか、じん帯 (ligaments)のことです。
それらに柔い圧力をかけて、関節やじん帯を伸ばしていこうとするヨガです。
DVD内では、"Traction" (さく引)、"Stasis"(停滞)などの言葉を使っていました。
興味深かったのが、陰ヨガは、外部からの圧力をかけて、じっくりゆっくりと長い時間をかけて歯を移動させる 歯の矯正と同じだという説明がありました。
DVDのディスクは理論と実技編に2枚に分かれています。 理論は、125分。
長い。
くどくどと語り続けられる理論編は、とても斬新なDVDだと感心するかたわら、眠くなってきてしまうものです。
日本でもポールご自身のの陰ヨガトレーニングは、大人気だそうですが、 この講義を聴いたあとの、実技は寝てしまうのでは、、、、?
実技編は、これまた驚きの213分。 陰ヨガワールド満載のお徳DVDです。
しかしながら、星☆三つ。
ただひたすらに、ポールの顔と体型しか映らない理論編に加え、モデルがいけません。
おそらく、ポールの奥さまと思われるお若くきれいな方。 ご夫婦のコラボワークとして見逃せば美しいですが、ボーナス編に付いて来る、Yangヨガのくだり。
奥さまがそれはそれは見事に体をくねくねとくねらせ、柔らかい体を披露しますが、これだけの動きを一体、ヨガ人口の何パーセントがこなせるのでしょうか。
奥さまの経歴を見ればダンス畑の出身。 あーやっぱりな、と思わざるを得ません。
批評は、置いておいて。
タオイズム(道教)なくしては語れない陰ヨガの世界は、日本人には入りやすいものと思われます。
ポール本人も、このサイトにリンク付けしている本の著者・本山博氏の元で勉強したようです。
機会があれば、もう一人の陰ヨガの第一人者と言われている、Sarah Powers にも触れてみたいと思います。
追記: ちなみに英語に問題の無い方、ポールもサラのクラスもオンラインコースで学ぶことができます。 認定証は出ませんが。
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