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2010-09-27

陰ヨガ

週末、むすめたちがピアノレッスンを受けている間、仕切り直しを兼ねて近くの図書館へ。

ヨガ関係で掘り出し物がいくつも見つかることがあり、はずせないポイントです。


DVDエリアをチェックしてみると。

なんと!

お宝発見!!!



いつかは見たいと思っていた、Paul Grilley の Yin Yoga DVD じゃーございませんかー。  やったー!


Yin (陰)、Yang (陽)の、Yin。   日本語では、「陰ヨガ」。  英語では、Yin Yoga。


この世は、Duality (二重性・二元性)。  陰陽二極で成り立っていると言われる世界です。

たとえば、黒と白。  表、裏。   男、女。  太陽、月。  左、右。  などなど。



Taoism (道教)のシンボルになっている、太極図がまさにそれです。



ここに於いて、タオについて語る気力は無く、、、。



その陰の世界を利用したヨガが、陰ヨガです。


簡単に言えば、陽のヨガは、まさに体を激しく動かすヨガ。 アシュタンガなどは最たるもの。

というか、ごく一般に行われているヨガクラスのほとんどのヨガは、「陽」のヨガです。


それに反し、陰ヨガでは静止した状態を長く保つことにより、体の奥深ーーーくの細胞そのものを刺激することを目的としています。



DVD内のポール・グリレイの陰ヨガ理論によれば、「陽」の世界で使う体の部分は、筋肉とテンドン。   天丼(tendon)ではなくて、腱(tendon)です。 (くだらなくてすみません。 そうやって単語を覚えたもんで。)

「陰」のヨガで使う体の部分は、"Connective Tissues"。  日本語で、「統合組織」と言うのでしょうか。

何かすっごい組織団体みたいな言い方ですが。   要するに、関節(joints) とか、じん帯 (ligaments)のことです。

それらに柔い圧力をかけて、関節やじん帯を伸ばしていこうとするヨガです。

DVD内では、"Traction" (さく引)、"Stasis"(停滞)などの言葉を使っていました。


興味深かったのが、陰ヨガは、外部からの圧力をかけて、じっくりゆっくりと長い時間をかけて歯を移動させる 歯の矯正と同じだという説明がありました。

 
DVDのディスクは理論と実技編に2枚に分かれています。  理論は、125分。

長い。

くどくどと語り続けられる理論編は、とても斬新なDVDだと感心するかたわら、眠くなってきてしまうものです。



日本でもポールご自身のの陰ヨガトレーニングは、大人気だそうですが、 この講義を聴いたあとの、実技は寝てしまうのでは、、、、?




実技編は、これまた驚きの213分。    陰ヨガワールド満載のお徳DVDです。

しかしながら、星☆三つ。


ただひたすらに、ポールの顔と体型しか映らない理論編に加え、モデルがいけません。

おそらく、ポールの奥さまと思われるお若くきれいな方。   ご夫婦のコラボワークとして見逃せば美しいですが、ボーナス編に付いて来る、Yangヨガのくだり。

奥さまがそれはそれは見事に体をくねくねとくねらせ、柔らかい体を披露しますが、これだけの動きを一体、ヨガ人口の何パーセントがこなせるのでしょうか。

奥さまの経歴を見ればダンス畑の出身。  あーやっぱりな、と思わざるを得ません。


批評は、置いておいて。 

タオイズム(道教)なくしては語れない陰ヨガの世界は、日本人には入りやすいものと思われます。

ポール本人も、このサイトにリンク付けしている本の著者・本山博氏の元で勉強したようです。


機会があれば、もう一人の陰ヨガの第一人者と言われている、Sarah Powers にも触れてみたいと思います。


追記: ちなみに英語に問題の無い方、ポールもサラのクラスもオンラインコースで学ぶことができます。 認定証は出ませんが。

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