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2010-06-06

サーフィンとヨガの関係

すごく気になってた事柄です。

南カリフォルニアに住んでいると、身近にたくさんのサーファーの方に出会います。

ヨガスタジオにも、サーファーとおぼしき方を見かけます。

ドキュメンタリー映画・地球交響曲第4番には、伝説のサーファーと言われている、ジェリーロペスが登場し、ヨガをやりながらの画像が映りつつ、語ります。

「波に乗るということは、自分自身との調和であり、それが海や波との調和であり、それを得たときに目指すステップは、その得た精神を人生に生かすことであり、人と自然とが調和する道がサーフィンである。  (そしてそれは、ヨガにも大きく通じるものがあるのです。)」と唱えます。

サーファーにとってヨガをするということは、ただ単に体を柔軟に保つことだけではないのでしょうか。

そんな答えを探していましたところ、本日送られてきたヨガ・ジャーナル。



なんと、サーファーヨガの特集じゃありませんか!


これを書かないわけがありません。  わたしの求めていた彼らの関係がますます明らかになりました。


まず、あのダンシングヨガで有名なシバーレイ (Shiva Rea)も、サーファーだったんですねぇ。

彼女は、「サーフィンは精神修行のひとつであり、波に乗るということは波のエネルギーと生命鼓動の奥深い霊的な伝達である。」 と言います。  そして何よりも自然と一体化することができるのが波乗りだと。


特集には、何人かのヨギサーファー(波乗りヨガ行者)のインタビューが載っており、一様にヨガをすることによってサーフィンに明らかなるポジティブな結果が出ていることを語っています。


体は柔軟になる。 肺活量は上がる。波に乗ってる際に呼吸をコントロールできる。  瞑想は自分自身をクリアにし、集中力を高められる。 コントロールできるのは、呼吸、体だけでなく心まで落ち着かせることができる。


若い17歳の青年は、大会でのさまざまな恐怖ですら、心を落ち着かせることができ、次の波への集中力を高め、見たことのないような大きな波に乗り、浜辺までの一マイルはありそうな距離を制覇することが出来たと。

その経験は、

"It reminded me that our minds love to live in the past and the future and when I focus on my breath, I can become fully present.  In that place, all fear subsides." 


「人の心は、過去に起こったことや未来にばかり生きたがる傾向がある。  僕が呼吸に意識を持っていったとき、完全に今を生きることができる。  そんな場所では恐怖なんて消えてしまう。」

と語ります。


そして、ヨガとサーフィンの共通していること。

両方ともグループでも個人でも楽しむことができる。  ひとりで楽しむときには、静けさを味わいながら、内なる自分に奥深く入っていくことができる。

ヨガもサーフィンも柔軟性、体の強さ、バランス、そして自然を愛する心が必要である。

ヨガをする人もサーフィンをする人も、見た目も心も体も信じられないぐらい強くて若い!!

そして両者とも「今」を生きている。   サーファーは、今来る波に乗る必要があるから。



前回のビデオに登場していたアシュタンガの大御所, Tim Miller もサーファーでした。


彼曰く、 「 サーフィンでは波のエネルギーを外側から感じることができる。  反してヨガでは体の内側から湧き上がるプラーナ、気エネルギーを感じ取ることができる。 見えない波である。」


インテグラルヨガ創始者のスワミサッチナンダ氏の1960年代のポスターはハワイでの波乗りの写真だったそうです。

”You can't stop the waves, but you can learn how to surf."

「波を止めることはできないけれど、どのように波に乗るかは学ぶことができる。」

人生の大きな波を例えているのですね。  

生きるということは、波の遭遇ばかりです。 感情の波、経験の波、考えの波、喜びの波、悲しみの波、恐怖の波、そして愛することの波。  

とめどもなくやって来る人生の波、海の波、如何に美しく高貴に乗りこなしていくかを学ぶことがひとつの人生の課題でもあるようです。


そして、人生の波も海の波も良い時ばかりではない。

ヨガもサーフィンも練習を積み、経験を積み、嵐の波もワイルドな波も、ありふれた波ですら、楽しんでいくことができる。

「ヨガもサーフィンも どんな状況にあろうとも、チャレンジするだけの価値は多いにある。」

と特集は締めくくられています。



ヨガとサーフィンの関係を探っていくうちに、ヨガをしながらサーフィンをしていくことが出来るシークエンス(クラスの流れ)が浮かんできました。


パドリングにはコブラのポーズ、波を待つ間は板のポーズ、波に乗る瞬間の控えには、ランジのポーズ、波に乗っている瞬間は戦士のポーズ、椅子のポーズ、バランスのポーズ、、、、。

そういえば私のクラスのシークエンスでは、腕の動きに水泳のクロールの動きを取り入れてます。  応用できますね、、、。


ハンティントンビーチクラスのみなさーーーん!!  6月最後のクラス、楽しみにしててねーーー!!






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