最後のリラックスポーズの際に、不調そうな箇所を軽く、マッサージ的なツボ押しを施したりすることがあるのですが、その押された箇所があまりにもビンゴで(そういう言い方はされませんでしたが(^^;)、エネルギーのようなものを受け取り、体がぱぁ~~と開いていくのがわかった、なんて言われてしまったのですから、嬉しいことこの上ありません。
「気持ち良かった」という感想は、まあ普通にいただきますが、「体が開いた」という感覚を、ヨガビギナーの方から頂けたのは、格別でした。
詰まっていた経絡(チャクラ)に、はまったのかな?と、自分なりに解釈してみたり。
ひとりひとりの生徒さんの立ち方や歩き方を目にすると、なんとなく感覚で、その方の不調なんじゃないかという体の箇所を感じることが多々あります。 大体が当たるので、こうしてブログでも書いてしまうのですが、そういうわけでわたしのツボ押しの箇所は、生徒さんひとりひとりの体の様子で押す場所が違います。
とても喜んでいただいたので、わたしはマッサージ専門ではありませんが、今日はちょっと念入りに、生徒さんに合った場所を伸ばして軽くアジャストさせていただきましたら、やはり、「どうしてそこが痛いのがわかったのーーー」と、あふれんばかりの笑顔を頂いて本当にうれしかったです。
習慣から来る、顔の位置、肩の位置、足の位置などなど、こんなにも不調と繋がっているのかと改めて考えさせられます。
そして教え始めて、まだ数年ですが、体のあり方(姿勢などなど)というのは間違いなく内面(心のあり方)と直結しているというのが手に取るようにわかってきます。
わたし自身もそうだったのですが、肩が内転(すくんだままの状態)したままで胸を張れないというのは、胸がないから自信がないだけでなく(これはわたしの場合でですが)、どこか内向的に身を構える癖が常にあり、外界に対して一歩も二歩も距離を置く傾向があるのではと察することができます。
指示用語でも、よく、"open your chest, open your heart" とか、「胸を張って、胸を開いて」 とか使いますが、これって別の言い方をすると、「心を開いてあるがままに受け入れてみましょう」っていう感じですよね。
どこまで受け入れられるのか、私自身も疑問ではありますが、トライ(試してみる)することは、物の見方も変わってくるのではと、ヨガをすることによって内面の変化が現れると良く言うのに当てはまります。
そして本日一番嬉しかったのが、わたしがジムで教え始めた当初から、クラスに通い続けてくれてるちょっと年配の生徒さん。
この方は、立ち方が悪く、膝を悪くされてました。 膝が外側を向いたまま立っているばかりでなく、歩き方も同じ状態で、いわゆる、「がに股」です。 男性に良く見られる状態ですが、女性は恐らくホルモンや骨粗鬆などの関係もあり、膝を悪くしやすいのではと思われます。 膝が本来あるべき位置からずれているので、膝を痛めるのも無理はありません。
そして出会ったときの彼女の足の太さは、左右が明らかに違っていました。 痛めている膝をかばって歩き、多くの場合に杖を使っていたので、筋肉の付き方に歴然の差がありました。
加齢と共に、膝内のジェルのような働きをする潤滑剤が失われていっているのは彼女も承知でしたが、それ以外は諦めている様子でした。
彼女に、膝を正しい位置に戻した歩き方をすること、内股の筋肉をお尻側に向けて骨盤を締めていく努力をすること、ジムなのでプールがあり、出来れば足と膝と腿を同一方向まっすぐ前にした状態で水中歩行をして筋力を鍛えることなどの提案をしました。
一年半ぐらい前のことです。
そして今朝、遠くからニコニコと笑顔でさっそうと歩いて来る彼女を目の辺りにしました。
え???
別人かと思いました。 上半身は、いつもの彼女。 腰から下の動きは、わたしの記憶にあった歩き方とはまったくの別物でした。
ヨガの後に水着に着替える彼女によく出くわしていましたが、忠実にわたしの指示というか提案に従ってくれていたのです、、、。
今では杖なし。 お医者さんからも驚かれ、 皆から変わったと言われるようになったそうです。
「あなたのおかげよぉ~。」
と満面の笑顔で言われたときには涙が出そうな程うれしかったです。
まだまだ半人前にも満たしていませんが、日々精進していきたいと思います。
おともだちの家に咲いていたプルメリア |
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