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2010-05-20

アーユルヴェーダ編

お友だちのヨガ生徒さんから、自然療法の一環として、どんな食べ物を選んでいったら良いか質問がありました。

ヨガを長く実践していくと、自分が口にするものに敏感になっていきます。   ヨガによって心身共に整えられた状態に、さまざまな特性を持つ食べ物を口にすることは、その人の体質にも影響してきます。

ヨガの教えに、自然の一部として生きる上で、どういったあり方で自然と調和していったら良いか 、どのような食物を摂取していくべきかという医学学問編があります。

それがインドで5千年前に発祥したアーユルヴェーダです。  生命の科学、そしてより良く生きていくための学問であり、この世に存在する上で、精神と体を基本としたセルフヒーリングのあり方を提唱しています。  ヨガの発祥と共に湧き上がった学問ですので、ヨガとアーユルヴェーダは、シスターサイエンス(姉妹科学)と呼ばれています。

アーユルヴェーダは、WHO(世界保健機構)にて予防健康医学として認定を受けています。  世界で認められた、あやしくない自然療法ということです。


さてそのアーユルヴェーダの考えですが、わたしたちの住む自然界には大きな5つの元素(elements) があると考えます。

地 (安定性、型)、水(流れ、生命、冷)、火(熱)、風(見えない動き、早い、乾)、空気(見えない、軽)。 それらの元素をサンスクリットで、ドーシャといいます。

人間は、これらを組み合わせた3つのドーシャから成り立っているとされて、それらの構成が、


1.風と空気のヴァータ。  2.火のピッタ、 3. 地と水のカパです。


話はずれますが、ヨガの練習中にクラスの先生から、「あなたは、ピッタね。」と言われたことがあります。   わたし自身、自分が火だなんて思ったことはなかったので、かなり驚きました。   「練習中のあなたは体が燃えているのよ。」と。

そんな感じで自分の体質をドーシャで分けていくことができます。   そして体質を見極めて、それに見合った食事を取り、体を調和した状態に保つというのがアーユルヴェーダの自然療法です。

ドーシャは常に一定の状態ではなく、サイクルがあり、それは一日の時間帯であったり、季節のサイクルであったり、環境であったり、歳だったりと、人生の中でも変わってくるので、一概に、「わたしはこのドーシャ!」と一言では言い切れません。

それがわたしのヨガの練習中は、あり得ないと思っていたピッタで あったのでしょう。  わたしは無我の境地で練習にはいるとき、クラスによっては、「繋がっている」ということを体が意識しているので、恐らくそれが火をつけているのではないかと分析しました。

しかしながら、普段の生活で思考、行動、外見 に強く表れる、その人の個性といいますか、特性がありますよね。 その強く表れている特性で大体のドーシャのタイプを見極めます。

どれもこれも当てはまるわ、という方は、バランスの取れた方であるといえます。

そのバランスが崩れたり、本来のドーシャの形が崩れたりすると心身共に病気になるということです。

ドーシャが崩れる最大の原因はアーマと呼ばれる未消化物であるといわれます。   (前出の自然療法セミナーと同じことですね。)

アーマがあると、体に詰まりが生じ、気の流れや血液、リンパ、消化器官などが通らなくなり、 不調をきたします。

不規則な食事や生活はアーマを生み出し、消化力を衰えさせます。  腹八分目を越えた食事量も乱す原因です。   


このアーマ(未消化物)は心にもできます。

過去のトラウマ、執着、嫉妬、思考の偏り、他人と比べるなどの未消化な心の出来事が心を病気にさせるのです。

これらを解消していくためにも、規則正しい生活習慣、体質に見合った食事 を取って消化力を高めることが必要になってきます。  (もちろんヨガは、そんな病んだ心身の状態をお助けするのですよ!)




長くなったので今宵はこれまで。

次回に、自分のドーシャタイプの見極めと、どんな食事スタイルや生活習慣がいいのか、おまけは、タイプ別に効くヨガのポーズを紹介したいと思います!!!!!!




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